マッチョ服装

スーツは目利き力をつけると品質のいい安いものが簡単に買える!

マッチョ広いストライプスーツ

スーツの品質の見極めかた

皆さんはお店に並んでいるスーツを見たときに品質を見分けることってできますか?
ズラッと並んでいるスーツを「この店はいいスーツ揃えているな」とか?
スーツを選ぶとき、みなさんは何を見ていいものと見極めていますか?
 

値段タグを見て「高いものはいいスーツ」セレクトショップやブランド品は「いいスーツ」とスーツを見るのではなく、値段やお店やネームで決めていないですか?
 
せっかく同じ金額出して買うのなら、より良い品質のものを手にしたいですよね? 

スーツの値段

スーツって同じ形しているのに高いスーツと安いスーツってありますね?あの値段の違いってなぜ起きるでしょうか?
 
値段を見て、高いものがいいものとみているかたも多いですが、値段はブランドネームがつくと何割も暴騰してしまいますし、生産量や流通経路によってぜんぜん変わってしまうので価格は有って無いようなものなのです。
 
いいものでも一括で大量に生地を仕入れれば安く作れるし、ロジスティクがシステマチックに管理できているところは関節費用があまり掛からずに値段を抑えることができます。
 
例えばユニクロなどいい例ですね。セーターやジーパンのような定番商品は世界中で販売されているので、大量に作られています。安いから品質が低いかというとそんなことはなく、他のメーカーであのクオリティのものなら3倍くらいの値段で売られていても全然おかしくありません。(セーターやジーパンだと3倍でも一万円くらいですからね。)
 
品質を見分けるのには値段だけだと不十分なのです。
 

いいスーツとは何か?

これまでにも何度も言っていますが、自分の体に合っているスーツが一番いいのですが、品質がいいとは何かというと。
 
やはり「生地の違いと」「加工の丁寧さ」につきます。
 
いい生地を使っていればもちろん仕入れてくる生地代が高くなりますし、難しい加工を施していれば手間がかかり縫うのにも時間がかかります。
 
それではお店に並んでいるスーツはどんなところを見ていけばいいでしょうか?

生地の種類 

生地は元となる糸が細いほど高くなります。糸が細いほうが柔らかい肌触りで、艶が出てきます。
ウール100%のイタリアなどのインポートものが高級品とされており、国産のものは季節に対応し化学繊維を混ぜて作られているのもあります。
 
  • イタリア産・・・イタリア産の生地は柔らかくてツヤ感があります。肌触りも滑らかなので着心地もバツグンです。
  • イギリス産・・・次に、イギリス産の生地はイタリアの生地に比べると若干硬く、ハリがあります。その分肌触りも少しざらついています。耐久性はイギリス産の生地のほうがあります。
  • 日本産・・・最後に国産の生地です。国産のものはウールだけでなく、ポリエステルなどの化学繊維が混ざっており、厳しい夏の暑さなど季節の変化に対応した生地を開発しています。

生地のツヤ感

いいものになるとツヤ感があり人工的な光沢とは違い、自然な光沢があります。
街を歩いていてもこの艶のあるスーツを着ている人を見かけるといいスーツだなと思います。そういう人はたいていビシっとスーツを着こなしていますね。

生地の触り心地

生地が滑らかで、指でつまむと柔らかいものはいい生地と言えます。
着たときにも体にフィットして動いてくれます。
 
 
加工の丁寧さもいいスーツの証です。各所ごとに丁寧に作られていると技術力と手間がかかりますが、加工の仕方で着心地や耐久性に差が出てきます。
 

ボタンの留め方

ここはわざわざ裏返しにしたりせず簡単に見れるので、最初に見るといいものかどうか判断できます。
ボタンを横から見て立った状態で縫い付けられているものがいいものになります。縫い付けられた後に「根巻き」といい、糸をぐるぐる巻き付けることでボタンをたてることができます。
 
一番下のボタンは通常つけないため、ここのボタンだけ低くつけられているとかなりのクオリティのものです。

前身頃の芯

ジャケットには芯が必ず入っています。ジャケットを裏返して前身頃を触ると少し硬い感じがするのが芯地です。形が崩れないように生地と一緒に縫い込んであり、芯地が小さいと型くずれしてしまいます。

ラペルの縫い目

ラペルの裏側を見て見頃から続いた芯がラペルにきれいに収まるように細かく丁寧な処理がされているかを見ます。縫い目がなく接着剤でつけられたものは、クリーニングを何回かすると接着剤がとれてしまい形がくずれてきてしまいます。

ポケットの縫い方

ポケットにはフラップという蓋のようなものがありますがそれをポケットに入れてしまい、ポケットの入り口のところの帯状の布(玉縁という)が体に合わせて丸みがつくように処理されているか。丸みがなく、平面的にミシンで縫われているものは体にフィットしません。

裾の裏地

裾を裏返し、裏地を少し引っ張ると境目に縫い目が見えます。留め方が規則正しく斜めに縫われているまつり縫いになっていれば丁寧な作り方です。

アームホールの裏地

肩を動かすので動きの激しい部分です。巾着袋のような生地があり、運動量を確保しています。巾着袋のギャザーの間に縫いしろをおさえるようにステッチがあると、ゴワゴワせずスムーズな動きができます。

フロントのステッチ

見頃や襟のまわりを薄く仕立てるために縁にそってステッチがかけられています。
 
 
スーツを買う時に品質のものを見極めるには「生地」「加工」です。
 
いくつか見比べてくるとだんだんと目利き力がついてきます。
 
加工があまり丁寧でないのに高いスーツやツヤ感のあるいい生地なのに比較的安く仕上げてくれるところなどお店によって様々です。
 
何より自分に合っているスーツを選ぶのが一番重要ですが、生地の良し悪しや加工方法で見た目や着心地にもだいぶ影響が出てきます。
 
こだわりだすとキリがないのですが、自分の予算に応じて、ブランドネームだけでなく品質を見極めて、よりいいスーツを選んでください。
 
興味をもってこだわるとファッションセンスが加速してつきますよ!
 

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