ついつい気を緩めてしまいそうなアイテム靴下。歩いていてもなかなか気に留まらないけど、たまにちらりと見える靴下が残念なことにならないようにスーツでの靴下をどのように選べばいいかをまとめていきたいと思います。
おしゃれは足元からという言葉もあるように、実は意外と目につくところでチェックされているのであまり気を抜けないアイテムです。
靴下を履いていてやってはいけないこと
スーツスタイルにおいて一番やってはいけないことはスネを見せることです。くるぶし丈ソックスなどもってのほかですが、他人のスネを見たときの不快感は経験でもわかるとおり、まわりに嫌な印象を残すし、とてもみっともないです。
特に足を組んで座った時などに注意したいのですが、これを解消するのはとても簡単で長いソックスを選べばいいだけです。
スーツパンツは立っているときにシワが出ないようにぎりぎりまで短く作ることが多いのですが、すると座ったときに裾がめくれてスネが出てしまうということが出てきてしまいます。
そこで思い切ってヒザ下あたりまである長さのソックスを選びます。このような靴下を選べばスネが見えることはありません。
また、同じくらいみっともないのがソックスをたるませて履いていることです。夏など長いソックスを履いていると暑いからとソックスをスネあたりまで下げて昔の女子高生のルーズソックスのような履き方をする人がいますがこれもとても見苦しいので止めましょう。
靴下の色の合わせ方
白い靴下はビジネスシーンではダメだと言われています。スーツや靴は暗めの色が多いですが、そこに明るい色である白い靴下を履いてしまうととても目立ってかっこ悪いです。ビジネスシーンではなるべく目立たないように履きこなすことがよいとされているので白い靴下は控えましょう。
また、パンツと靴の色を合わせることで足の長さをごまかすことができ、脚長効果を生み出すことができます。境界線が曖昧になりどこからが足だかがわからなくなり足が長いように錯覚させることができるのです。そこで色の完全に違う白い靴下だとあそこから足だと完全にわかってしまいます。最近の細めのパンツだとそこでも脚長に見える効果があるので、ダブルで足が細長くスタイリッシュな印象に見せることができるのです。
パンツと靴の色が違うということもよくあります。そのような場合にはスーツの色か靴の色に合わせるのがいいとされていますが、スーツの色に合わせたい方が脚長効果があるのでおすすめです。
裾は全体の印象を決定づける場所です。目線が行きやすいためスーツパンツの色に合わせると靴下が目立たずに全体がまとまった印象を残します。同じ色が無ければスーツパンツより暗めの色を選びます。スーツがネイビーなら靴下はダークネイビーなどにすると程よいグラデーションになりあまり目立たずに履くことができます。
柄は無地が基本なのですが、入っていたとしても控えめなものがいいでしょう。柄や色が派手なものはおしゃれ上級者向けです。最初はベーシックなものを選択するのが無難です。
靴下の素材
生地は綿やレーヨン素材が通常ですが、最近ですと機能性のある生地もでてきて夏でも涼しいクール素材やドライ素材、ヒートテックのような暖かいものなどあるのでとても便利です。
手を抜いてしまいがちな靴下ですが気を抜いてしまうと、とてもみっともなく目立ってしまいます。おしゃれにというよりは失敗しないようにという印象が出てしまうかもしれません。
しかし、最低限気にかけるだけで全体をまとまった印象を残して、足も長く見せることができるので力を入れて抑えておきたいポイントです。
慣れてきたら色や柄などで遊びをつけておしゃれ度を増すこともできる箇所なので、今度は上級者向けの靴下の合わせ方も紹介できればと思いますので、どうぞ楽しみにしてお待ち下さい!